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投資ガイド概要


観光投資ガイド


イントロダクション

当局の加盟国は以下のような特徴を持っています。

  • 少ない人口
  • 限られた自然資源・人的資源
  • 世界の主要市場との距離

加盟国には工業国はありません。しかしながら経済的に発展していく余地は十分に残されています。

多くの加盟国では外国からの援助に相当部分依存していますが、経済の自足度合いを大きく高めようとしています。 また、外国投資を誘致する必要性も認識しています。 多くの島国にとって、これは簡単な事ではありませんでしたし、そのようなことを求めてきませんでした。 地域内の大多数にとって伝統的な生活習慣を守り、自然環境を保持することが必要だと感じています。 これらのニーズは教育や保険制度の改善ような、より経済的に自立すること、雇用機会を増加させること、およびその他の経済活動をより活発にさせ社会的利益を得ようとした際に均衡を取らなければならないという問題となっていました。

多くの加盟国が、地域の都合に合わせられた提案や特色ある提案に基づいた外国投資に対しては利益を最大限にするよう努めています。以下のような新規投資は特に優遇されます:

  • 雇用を創出する
  • 輸入コストを削減する
  • 輸出額を増加させる
  • 現地労働者をスキルアップさせる
  • 経済発展に積極的な貢献する
  • 環境や文化遺産の保護する

政府方針

加盟国の政府方針としては概して外国投資を支持しています。これは経済の自給自足の向上と雇用増加など価値ある社会的目標を達成する必要性を望む声が増していることを反映しています。 他の活動への更なる投資機会は小さな島国であることとその人口の少なさから限られてしまっています。

太平洋地域の観光産業

太平洋地域内のすべての国・地域が観光開発の将来的な重要性を認識しています。クック諸島、フィジー、フレンチポリネシア、ニューカレドニア、パラオ、サモア、ニウエ、トンガ、およびバヌアツにおいては特に重点を置いています。その他5つの太平洋諸島フォーラム(Pacific Island Forum(PIF))加盟国であるミクロネシア連邦、キリバス、マーシャル諸島共和国、ナウル、パプアニューギニア及びアメリカンサモアがこの地域を構成しています。 観光産業は地域の大部分の国々で相当な収入源となっています。 クック諸島とパラオでは観光業が経済を支配しており、フィジー、フレンチポリネシア、ニューカレドニア、サモア、バヌアツでもGDPのかなりの部分を占めています。

この地域の観光産業においては訪問者数、および想定しているアウトバウンド観光マーケットの特徴を分析することにより以下の4グループの観光目的地として分類出来ます:

  • 幅広いマーケットが成り立ち、1年あたり10万人以上が訪れるグループ。フィジー、フレンチポリネシア、ニューカレドニアが該当します。 これらの国々のいずれもヨーロッパ、日本、オーストラリア、ニュージーランドを主要取引先として想定しています。 また、フィジーは韓国との貿易も誘致し大韓航空が運行しています。北アメリカからはフィジーとフレンチポリネシアへの相当の取引があります。
  • 幅広いマーケットを想定できるが観光資源が限られ、1年あたりおよそ3万~7万人が訪れるグループ。クック諸島、パプアニューギニア、サモア、トンガが該当します。 これらの国々のほとんどでオーストラリア、ニュージーランドとの貿易が盛んで物流市場を発展させています。 クック諸島、サモア、トンガでは旅行者向け周遊航空券も取り揃えたニュージーランド航空が運行しています 。パラオでは、アジア(日本、台湾、フィリピン)とアメリカ市場を主要取引先とみなしていますが、ヨーロッパ市場にもまた発展を試みています。
  • マーケットの幅広さはより限られているが、訪問者数においては第2グループとほぼ同様のグループ。ミクロネシア連邦とバヌアツが該当します。ミクロネシア連邦はアジアとアメリカ、バヌアツはオーストラリアとニュージーランド市場を主要取引先として想定しています。
  • より訪問者数が少ないグループ。 アメリカンサモア、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、ニウエ、ソロモン諸島、ツバルが該当します。 これらすべての国々は、ごく限られた空港だけからのフライトとなりアクセス制限に苦しみ、ホテル・リゾート経営に高いコストを要する傾向があります。

地域内にはおよそ1500の観光関連企業がありますが、その大部分は中小規模企業です。このささいな規模にて限られたマーケットへと導いています。

将来的に重要なことは観光産業が経済成長と雇用確保において鍵となる産業だと広く認識されていることです。地域レベルにおいても発展と貧困緩和の為の優先されるべき産業だとみなされるようになっています。

投資インセンティブ

加盟国の多くがインセンティブを新規投資家に提供しています。インセンティブの特徴、範囲、期間は各国にて大きく異なります。場合により、明確なガイドラインを入手することが出来ますが、それ以外のケースでは文書は提供されず、それぞれ個々の投資計画に応じてどのようなインセンティブや特権を与えるかを査定します。現在、多くの国がそれらの投資方針を改訂中であることを示唆しています。現時点でのそれぞれの加盟国によって提供される観光関連の投資インセンティブは各国プロフィールにてご覧いただけます。

海外投資家への制限

海外投資家に開放されていない経済活動は比較的わずかです。例えば、パプアニューギニアでは、以下のようないくつかの活動が対外投資制限されています:

  • 陸上輸送
  • 手工芸品の製造・卸売・小売
  • コーヒー・コプラの生産・輸出
  • 小規模の砂金採掘
  • 沿岸漁業(海岸線の5キロメートル以内)

企業体制

ほとんどの加盟国には、会社構成やその他の企業体を律する何らかの規則・法令があります。一般的にどのような企業体制がそれぞれのプロジェクトに最も適切であるかを決定するのは海外投資家次第です。

労働者と労働関係

先進国・工業国と比べて、加盟国は低賃金です。しかしながら、中国、ベトナム、インドネシアなどのアジアの大部分の国より高いです。

加盟国は総じて半熟練・熟練労働者と経験豊富な管理職が不足しています。多くの海外投資家は現地労働者にトレーニングの場を提供することを望まれます。実際、ほとんどの加盟国政府は外国投資に対しこのことを期待しています。

いくつかの加盟国では雇用者の賃金、労働条件、および退職金のような領域での最低基準を定めています。

概して加盟国には労働闘争はありません。労働組合がすべての加盟国に存在しませんが、いずれの国でも禁止されていません。

資本の有用性

フィジーとパプアニューギニアを除いて、加盟国の資本市場は高度発展していません。ほとんどの施設が新しいビジネス融資を手助けすることでしょう。海外資本比率や取引の可能範囲は加盟国間で異なります。

いくつかの加盟国では、政府系開発銀行や準備基金が開発プロジェクトのために資金提供ができます。 通常、準備基金は法定機関によって管理されます。

課税

課税制度は加盟国間で大きくばらつきがあります。法人税と所得税に関する詳細は各国プロフィールをご参照下さい。

海外投資家への制限

加盟国における外国人投資家に課された2つの共通の制限は、海外労働者と入国に関連する事項です。

詳しくは・・・

特に多くの加盟国で容易に利用できる参照資料がなく、このような投資ガイドでは海外投資家の皆さんに潜んだあらゆる関心を満たすような情報をカバーすることは出来ないでしょう。 各国レビューは投資に関心のある方がより包括的で詳細な情報を得られるよう少なくとも1つの情報源と成り得るでしょう。 さらには投資を希望される方がこれらの国を直接訪問し、投資機会、利点、不利点について直接情報を得ることを強くお勧め致します。

謝意

当局は「Pacific Islands Trade and Investment Commission」による太平洋島嶼国の観光投資ガイドにより得られた情報に厚く謝意を表します。